この物語は今や社会問題にまでなりつつある引き蘢りになってしまった若者ロクが、
社会の、厳しさや矛盾にもがき、葛藤し、引き蘢りと戦う
愛と友情、任侠の物語である。
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前回までのあらすじ
現代社会における仕組みや現実に絶望し、
今時の若者達にみられる引き蘢りになった若者ロク
引き蘢り中に出会ったドラクエ4を通じ愛と友情、努力の素晴らしさを知り、
自らの力で引き蘢りからの脱出を誓ったのである。
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この日、ロクはTVのモニターを食い入るように見つめていた。
そして右手には、一枚の紙を握りしめていた。
TVのモニターには、美しい毛色に輝くサラブレット達が映し出されていた。
この日12月23日は2007年中央競馬を締めくくる第52回有馬記念(G1)が中山競馬場で行われていた。
よくその年の世相が表されると言われる有馬記念。
ロクはその有馬記念を走る一頭の馬に自分を重ね合わしていた。
『こいつが勝ったら、俺も・・』
ロクの予想はこうだった
有馬記念はいわゆるオールスターどの馬が勝ってもおかしくない
だからデーターや人気の有無はあえて気にせず
ただ単純に好きな数字
好きな馬の名前
そして今年のスポーツの世相という側面から
ワールドシリーズを制したレッドソックス!
アジアチャンピオンに輝いた浦和レッズ!
から赤という色に注目
この3つのポイントで絞っていく
ここで奇跡が起ったのだ
ロクの好きな数字である6
6番に入る馬の名前が『ポップ ロック』
『ポップ ロック』HIP HOPを連想させる心地よい響きだった
ロック?6?
さらに6番『ポップ ロック』の入る枠は3枠だった
3枠の色はなんと赤!!!
6番3枠?63?ロクさん?
運命すら感じたこの馬『ポップ ロック』にロクは自分の運命を託してみようと思ったのだ。
そして『ポップ ロック』にすべてを賭けた!
『走れ!突っ走れ!僕の夢をのせて・・・』
『お前が勝ったら明日から俺も・・』
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第52回有馬記念(G1)は9番人気のマツリダゴッホの優勝で幕を閉じた。
ロクの夢は儚く砕け散った
だがロクの顔に悲壮感は無かった。
むしろどこか清々しい気持ちになっていた。
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登場人物紹介
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この物語の主人公ロク、果たして彼は更生できるのであろうか?

