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POP LEVI / Never Never Love

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title:Never Never Love
artist:POP LEVI
[ROCK / BEAT RECORDS ]


21世紀版、「もう恋なんてしないなんて、言わないよ絶対。」
コレ、良くなくない?


UKを中心に大きな話題を呼び、本邦でもカルト的な人気を獲得した前作「The Return To Form Black Magick Party」から1年4ヵ月。
POP LEVIが、その名の通りポップ・スターとなって帰って来た――

Beat Recordsより海を越えてPOP LEVIのニューアルバムが届いた。
その名も「Never Never Love」(絶対に愛さないなんて絶対に出来ない)


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かつてはポップ・ミュージックへのアンチ・テーゼであったはずのロックンロールが、ポップ・ミュージックにとって代わって大衆のものとなり、本来の反骨精神を失って久しい。
現代のロックもメイン・カルチャーであるという部分では、ある意味ポップ・ミュージックと表現して問題無いだろう。

ところでだ。
ポップ・ミュージックが、どちらかと言えば悪い意味で使われるようになったのはいつからだろう?
「普遍的」「保守的」「大衆向き」・・・。
ポップ・ミュージックは元々そんなもんじゃかったはずだ・・・と思う。
しかし残念ながら、現代のポップ・ミュージックが、そのイメージの枠の中からはみ出そうとしないのもまた事実。
マイケル・ジャクソンの時代も終わった。
MTV全盛期も終わった。
マドンナは元気なおばさんになった。

そんな現代にあって、あえてLEVIがポップ・スターを自ら名乗る理由は何なのだろう?

LEVIは自身の“ポップ”ミュージックについて、「アヴァン・ポップ」、「フューチャー・ポップ」、「デンジャー・ポップ」と表現する。
俺にとってのポップは、前衛的であり、未来的であり、危険であると自ら宣言しているのだ。
かつて、マイケル・ジャクソンが、ジャクソン5で培ったR&Bやソウルのフィーリングをポピュラー・ロックに昇華させた様に、LEVIの新作もサイケやグラム・ロックの危険さ、妖しさをポップ・ミュージックの中で見事に表現して見せている。
実験的でありつつも、緻密に計算されたストレンジな旋律とボーカルは、聴いた瞬間に周りの風景を極彩色に変えてしまうようなサイケデリックな魅力に溢れており、しかも、中毒性が高い。
サイケ全盛の60年代を知る人にとってはどこか懐かしく、そうでない人にとっては全く新しい音楽として受け入れられることだろう。
また、ロック・アイコンとしてのLEVIのビジュアルにも注目だ。
イエス・キリストのような風貌のLEVIが裸足に赤の着物を着こんでいる本作のジャケット
もまた、ストレンジな魅力に溢れている。

LEVIは本作で、現代ロック=ポップに対し、逆説的で強烈な挑戦状を叩きつけているように思えてならない。

最後に、本作のレコーディングはすべてクインシー・ジョーンズがマイケル・ジャクソンの「Thriller」などをレコーディングしたウェスレイク・スタジオで行われていることも、書き加えておく。 (Columbo)

 

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